ゲヒルンコンサルティング株式会社 | タイ駐在員が知っておきたい在庫と減価償却の基本

タイ駐在員が知っておきたい在庫と減価償却の基本

2025年08月17日

カテゴリー 会計
タグ 在庫

① 「在庫」はお金のかたち:タイ会計での扱い方

在庫(Inventory)は、タイでも日本でも「売るための商品」や「原材料」などのことを指します。 会計上は資産として扱われ、まだ売れていない在庫は費用にはなりません。

タイの会計では、期末ごとに在庫をカウント(棚卸)して、売上原価の算出に使います。 具体的には、次のような計算式になります:

売上原価 = 期首在庫 + 仕入 – 期末在庫

➤ もし棚卸が正しく行われないと、利益が大きくズレたり、税務上のリスクにもなります。 実際の数量確認や廃棄記録など、駐在員が管理部門と連携しておくと安心です。

② 減価償却って何?:タイのルールと駐在員が関わる場面

減価償却(Depreciation)は、長く使うモノの費用を少しずつ分けて計上する会計処理です。 例えばコピー機や社用車など、購入時に全額を費用にせず、数年に分けて少しずつ費用化します。

タイの会計基準(TFRS for NPAEs)では、建物や機械などの資産に対して、耐用年数を定めて償却します。 税務上も定められた耐用年数(例:備品は5年、車両は5年、建物は20年など)に従って処理されます。

➤ 駐在員が関わるケースでは、新しい資産の購入時修繕・処分時などがポイントです。 会計・税務部門と連携して、固定資産台帳の登録や証憑の提出を意識しましょう。

会計処理は専門的に見えますが、日々の業務の中にも関わる場面がたくさんあります。 実務で困らないためにも、基本的な概念と注意点をおさえておくことが大切です。

※内容は一般的な解説です。詳細は会社の会計士・税理士にご確認ください。